スピリチュアルを信じてしまうカラクリ

概要

スピリチュアルの分野にもよりけりだが、概ねスピのことを本気で信じている人は多い。

私の長年(50年)そうであった。

なぜ、スピリチュアルの言うことを容易に信じてしまうのか。

私の経験を踏まえてその理由をまとめてみた。

現状

スピに興味を持つ人は現実に何らかの悩み・不満・不幸を抱えているのが一般的だ。

このことがまず心理的にスピに付け込まれる弱点になる。

つまり、最初から足元を見られているのだ。

人は自分を助けてくれたり、自尊心を満足させてくれそうなものには弱いからね。

次に、”簡単”という罠。

単純な言葉を唱えたり、簡単な動作をするだけですぐにでも効果があるような謳い文句が多いのもスピの特徴だ。もっとも、修行系は厳しそうで苦しそうなものがいかにも本物らしく見える例外もあるが(笑)

世間一般が良いと認める能力の劣等感も狙われやすい心理状態である。

スピは未知の力を謳うので自分はそっち系の能力に向いているかも知れないという淡い期待感を抱かせるのだ。

あと、スピのマスターがかつては自分もダメ人間だったが・・・といった自分物語で人を引き付ける方法も常套手段と言えるだろう。

ダメ人間でもこのスピで見違える!というわけだ。

事実

スピリチュアルの最大の困った点は、効果が目に見えないということ。

一般社会は、お金で物を買う、サービスを受けるといったように代価に対する物やサービスが目に見えることで商売が成り立っている。

しかし、スピの商売は代価に対する効果(サービス?)を明確に確認できないのだ。

見えない、確認できないからこそ、まだまだ練習が足りない、お金が足りない、気持ちが足りないと自分を責めやすく、のめり込んでいくことになる。

仮説

まず、常識とされる解決策を試してみよう。

健康になりたければ、生活習慣、食事、運動、睡眠などを見直す。

お金が必要であれば、アルバイトをすれば程度の差はあれ確実に収入は増える。

病気を治したければ病院に行く。病院だって沢山あるから根気よく探せばよい医者にめぐり合える。

それでも、どうにもならなければスピではなく、一度自分自身を冷静に見直してみよう。

身近な人に相談するのも大変お勧めである。スピよりよっぽど現実的なアドバイスをもらえるだろう。

※相談自体が心理的ガス抜き効果が大きいとはとある精神科医の勧め

そして、それでもやっぱり満足できない場合は、スピを試してみてもよいだろう。

そして大きな後悔を経験することで目が覚め、最初の常識に戻ることができるから大丈夫だ(笑)

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