概要
私は、ゴーダマ仏陀の信望者なので、輪廻転生を信じている。
したがって、前世(過去にこの世で生きていたというもの)があると思っている。
とはいっても、全く思い出せないし記憶もないが(笑)
ただ、前世という概念はスピ界だけでなく、医学方面などにも波及しているし、真面目に科学的な手法で研究もされている程、人類にとって大きな謎の分野なのである。
本記事では、私たちにとって前世をどのように捉えるべきなのか考察してみた。
現状
スピ界では、人の過去世を見透す能力者がいてそれを商売にしている人達が沢山いる。
仏教の六神通力の宿命通が人の過去世を見透せるといわれる能力である。
医学面では、催眠療法とあわせて前世療法なるものを研究している有名なドクターがいる。
(私も、一時期この有名なドクターの前世療法に興味をもって実際に自己催眠を試してみたりした)
前世の記憶を持つと言われる人(特に幼児が多い)の証言をもとに事実と照らし合わせていくという地道な研究者たちもいる。
実際に、明確な証拠や実証ができない前世だが、これほどまでに、人類に広く暗黙に認知されているものもめずらしい。
事実
スピ界の過去世の扱い方は単純である。
過去世はこうでした。と教えるだけ。それで終わり。
それも概ね1回か2回程度の前世を提示するだけだ。
そもそも、教えてくれた前世が真実かどうかも確認しようがない。
前世を教えてもらった本人もどうしていいかわからない・・・。
これって、いったい何のために前世を見透して教えているのか?単なる興味本位としかいえない。
私は、それでスピ界での前世の話には興味を失った。
前世療法は自己催眠のCDで自分の過去世を思い出すことができるかも知れないと期待したが、全く効果なし(笑)
ただ、今では前世療法を研究していた有名なドクターは真摯な研究者だとは思うが、催眠によって生前の過去の記憶を引き出す方法なので方法論としては問題が多いのではないかと思っている。
催眠術は、術者の影響を受けやすく、本人の思い込みの影響も排除できないなどその仕組みはまだよくわかっていないからだ。
前世の記憶を持つ子供の情報をもとに実際に現地や過去の歴史を確認するという研究がなされているがどの結果も完全に一致したというものはないようだ。
仮説
前世はあるのだろう。
しかし、現代の人類はその一部でも解明するどころか、迷信の域を出ていないと思われる。
仏教では、前世が今世に影響すると言っているので前世は私たちの人生と深い関連性があると思うのだが、誰もその明確な実体を明かすことができないのは大変残念なことである。
信頼できる事実や情報があまりにもなさすぎるのが前世である。
少なくとも過去世を見透せるというスピマスターには近づかず、自分の前世のことは気にしないようにするしかないのだろう。
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