過去世などどうでもよい

概要

過去世を教えてくれるスピサービスがある。

からくりは、潜在意識をリーディングしたり、守護霊に聞くなどのウソ(?)が多いが今回は、からくりはどうでもよい。

「あなたの過去世は○○ですよ」と他人から教えてもらう弊害について述べる。

現状

私は他の記事に何度も宣言しているように、ゴーダマ仏陀の信望者なので輪廻転生ありきなので、過去世は数えきれない程あると思っている。

しかし、私は今まで怪しいスピサービスで過去世を調べてもらったことはないし、自分で過去世を思い出すこともなかった。つまり、過去世は全くわからない状態である。

理由は、私はなぜか昔から自分の過去世を他人から教えてもらうことには拒否反応があったからだ。

それは、他人から過去世を教えてもらうとそれが頭から離れなくなってしまい、ずっと尾をひいてしまうからだ。もちろん、教えてもらった過去世なんて本当かどうかわからないし、仮にそれが正しいとしても過去世なんて1つや2つじゃないからそんなごく一部の過去世に縛られたくなかったからだ。

一方、自分の過去世は知りたかったので自己催眠や○○シンクで何とか自分の過去世を思い出そうとしたが徒労に終わった。

それが自分の過去世を知らない理由である。

だが現在は、それでよいと思っている。

事実

仮に、私の過去世の一つが修行僧だったとしようか。

それだけで、何か自分は宗教家の系統なのかと思い込んでしまうわけだ。

もし、殺人者だったらどうだろう?

落ち込むこと間違いなし。また今世でも人を殺めてしまうかもしれない恐怖心に苛まれるだろう。

あるいは、修行僧だったり、殺人者だったり、平凡な主婦だったり・・・。

過去世は何百(何千以上かも??)と数限りなくあるとしたらそんな過去世を知ることが今世で何の意味があるだろう。

どうせ、今世もいずれ過去世になるわけだから、今世を大切に生きて行けばよいのである。

仮説

自分の過去世が何だったか興味を抱く心理はわかる。私もそうだったから。

しかし冷静に考えてみてほしい。

ウソかも知れない過去世を教えられたら最後、死ぬまでそのことに洗脳されてしまうのだ。

本当であればまだ救いはあるが、ウソだったら、本当にばかげたことになる。

そして、ウソか本当か確かめようがないのである。

唯一、何らかの方法やきっかけで自分の力によって過去世を思い出す場合は、それをある程度参考にすればよいと思うが、自力で過去世を思いだすことが出来る人は非常に稀である。

なぜなら、そんなことが出来るのは悟りに至った聖者だけだからだ。

スピのインチキ修行法を少々実践しただけで過去世を思い出せるほど簡単なものではない。

したがって、平凡な私たちは過去世などには興味を示さず、今世をよりよく生きることに精進すべきなのである。

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