概要
スピのあの世の構造でよくお目にかかるのが霊格のレベルによるヒエラルキー構造だ。
いわゆるピラミッド型構造で、上位に行くほど霊格が高く下層のレベルを支配・管理しているという発想だ。
私は、この発想が好きではない。その理由を述べる。
現状
かつては私はある新興宗教の影響によって、あの世は以下のような構造であると信じていた。
四次元:天国の最下層この世とあまり変わらない生活をしている。地獄も含まれる
五次元:この世でいう普通の善人が住む
六次元:この世では少しエリート的な人が住む(学者などが多い)
七次元:菩薩界(ここからは人を助ける天使の領域)
八次元:如来界(菩薩を指導管理する)
九次元:トップレベルの如来(人数は数える程)
※上位次元と下位次元のものが遭遇すると下位次元のものは上位次元の存在が光にしか見えない。
以上のようであるが、ははーん。あの新興宗教ねとわかってしますかね(笑)
もちろん、真偽のほどを私ごときが確認できるわけもなく本当かウソかはわからない。
しかし、このヒエラルキー構造は上位が下位のものを支配するという支配構造であることには変わりないのだ。
事実
一見、当然のように思うヒエラルキー構造だが、冷静に観るとこれ、この世の社会構造と同じなのだ(笑)
会社や学校の組織、行政や国家組織、そして世界組織がまさにそうであり、強いものが弱いものを支配する世界なのである。
このヒエラルキー構造の延長線上にある究極の支配者が「神」という概念になるのだろう。
仮説
もし本当にあの世がヒエラルキー構造であれば私たちは常に何者かに支配され管理されている存在ということになる。
本当の自由はない。何らかの制限や規制もしくは懲罰もあり得るだろう。
私は、そんな世界観が好きではない。閉塞的な世界だからだ。
もちろん、支配ではなく導きだという観点もあるだろうが、階層構造というものは大筋上が下を支配するものに変わりはないのである。
あの世がヒエラルキー構造だからこの世もそれを反映した世界なのか?
それともこの世がそうであるから、この世の人間の発想によってあの世が語られているのか?
どちらにせよ、支配するもの/支配されるものといった世界は決して理想な世界ではないと思うのだがいかがだろうか。
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