概要
未来人とは、未来からタイムマシンで現代にやってきた者だ。
その未来人がネット上に自分の過去に起こった出来事をアップしたものを未来人の予言という。
個人を特定しない本ブログだが、未来人といえばだれもが知るジョ○・タイ○○が超有名だ。
彼は2036年から1975年にタイムトラベルし、近未来に起きる世界の出来事を2000年から次々とネットにアップした。また、彼のタイムトラベル理論も信憑性を伴う一要因になったようだ。
その後、彼と同様にネット上には未来からやってきたと称する未来人が多数現れ、近未来を予言するという一分野?が形成されたのである。
ここでは、彼のことには触れない。一般的に未来人が語る予言について考察する。
彼の詳細は多くの出版物で容易に知ることができるのでそちらにお任せする。
なお、ネット上の情報は変質したもの多いと個人的には思う故お勧めしない。
現状
そもそも、未来人は本当に未来からタイムトラベルしてきたものなのか?
このテーマは、チャネリングの相手がだれなのか証明できないことと同様に、誰もわからないし証明もできない*1ため、未来人はとりあえず未来から来た人と認めるところからスタートしている。
そうでなければ、彼らのいう予言は戯言になってしまうからだ。
*1)未来人の証明は不可能だが、ウソの未来人は証明可能だ
本ブログも本当の未来人だと仮定して話を進める。
未来人の予言は、未来人の過去のことを述べているだけだから厳密には予言とは言えない。
事実、未来人自身もタイムパラドックスを避けるために、自分の過去の世界とこれからの起こる世界線は異なることを前提にしている。つまり、未来人と我々の世界はパラレルワールドの関係であり、同一ではないと言っているのだ。
したがって、違う世界の過去を紹介しているため、未来人の予言は必ずしも的中しなくても仕方がないという暗黙の了解がある。
そのため、未来人の予言は歴史を羅列するように、”いつ”起こるかという年号を堂々と明かすのが特徴だ。過去に起きたことと年号は事実だから後ろめたいものは何もない。
年号を明記してくれるおかげで、読み手は分かりやすいため、未来人の予言は人気があるのだ。
そして、何といっても予言された年号が過ぎれば、的中したかどうか誰の目にも明らかになる点も大変わかりやすい。
事実
有名な未来人と、いくつかのマイナーな未来人が予言したもののうち、すでに過去になったものを見てみると、一部的中したと思われるものがあるが、ほとんどの予言は年号・イベント共に外れている。
的中したものでも、他の予言と同じく十分予測可能なものだったり、地震の的中(地震地帯の地震予言は高確率で的中する(「予言者タイプごとの役割」参照)が含まれる。
また、全ての予言について言えることだが、当然予言されてもおかしくない大きな出来事の予言がない点も同じである。
直近の例として、2020年に世界中にパンデミックを起こした新型コロナ騒動は、どの未来人も予言していない。
もっとも、未来人の世界は異なるから新型コロナのパンデミックは起こらなかったとも言えるのだが。
それにしても新型コロナは無数あるパラレルワールドのうち、私たちの世界のみの珍しい出来事なのかな?
仮説
未来人の予言も、現代人の予言と内容や的中率は、あまり変わらないような気がする。
明らかな違いは、タイムパラドックスを避けるために、未来人の過去はあくまで彼らの世界の出来事であり、私たち現代の世界とは別の世界の出来事であるということだ。
どうしても 未来人の世界=私たちの世界 という認識にとらわれてしまうのだが、未来人の予言は対岸の火事として切実に捉えなくてよいのではないだろうか。
すなわち、安心して読めるめずらしい予言だといえる。
コメント
[…] なお、ネットに登場する「未来人(タイムトラベラー)」による予言は対象外とする(「未来人の予言は予言か?」参照) […]