概要
日本では進化論は正当な学問として扱われているが、キリスト教の国ではまじめに進化論と神による創造論を同等に扱っている。
どちらも、うまく今の生命を説明できる部分とできない部分があるように思う。
進化論と創造論はスピリチュアルの範疇とは言えないかも知れないが、興味深いテーマなので少し触れてみる。
現状
キリスト教の牧師様は、生命は創造主によって各々の生き物を創られたと説明する。
一方、進化論者の科学者は、人間の親をどんどん辿っていくと魚になるという。
ここでは、各論の長所と短所を考えてみよう。
創造論:
【長所】
生命は単細胞生物でさえ、遺伝子レベルでは高度で複雑な構造を持つ。
これらの複雑な仕組みが偶然の組み合わせでできる確率は0%に近い。
だから、創られたものという考え方には説得力がある。
【短所】
現在の地球上の生命の種の数や膨大である。
その膨大な生命一つ一つを創造主がいくら万能といえども、設計して作れるほど暇なのか?
ましてや、創造主は地球だけでなく銀河系にあるあまたの惑星でも同じことをしなければならない。
いや、銀河系すら数千億個あるのだ。とてもじゃないが創造主が創ったのという説には無理がある。
進化論:
【長所】
地球内に限定された現象であるため、宇宙全体のことは無視してよい。
環境によって生命体の形態が変化している事実という証拠がある。
地球上の生命体の遺伝子配列には類似性がある。これは同じ遺伝子から派生したといえる。
【短所】
飛躍的進化が説明できない(たとえば鳥は空を飛ぶが、地上を這う生命が少しづつ空を飛べるようになるように進化するという説明には無理がある)
疑似模様(蝶の羽の模様が鳥の目になっているなど)の進化の説明がつかない。
鳥の目に至るまでに偶然に少しづつ模様が変化するという説明には無理がある。
現在、種間の進化途中の生命がいない(猿と人間の間など)
事実
生命体は設計されたものというのが個人的な意見である。
ただし、創造主が設計したという説には同意しない。
おそらく、銀河系のどこかのだれかが、生命体を創り出したのではないか。
それが、色々な惑星に展開されていったというのが勝手な推測である。
したがって、設計者はエイリアンということになる。
地球の生命体の元を創り出したエイリアンが今でも銀河系のどこかに存在するかどうか知るすべもないが、知的なものから生命体が生まれたとしか考えられないというのが持論である。
そもそも、DNAやRNAのらせん構造が地球上の浅い海の中で偶然に出来上がったというのなら、今でも同じ現象が発生していなければいけない。
仮説
もし生命の起源が宇宙歴史レベルのものであれば、人類が生命体の起源を突き止めることはおそらく不可能だろう。
したがって、今後も神の創造論と進化論という永遠の仮説同士が争っていくことになる。
それにしても、生命体を設計し創造した何者かにたった一つ質問したいことがある。
生命体を創った目的は何か???
コメント
[…] 人類の起源には、進化論と創造論の2つがある(本ブログ記事「生命を創ったのは誰?」参照) […]