あの世に生きたまま行ける?

概要

生きた人間の意識が、あの世の世界に行けるという方法がある。

団体名や個人名を伏せても知っている人はすぐにわかってしまうだろう。それほどスピリチュアルの世界では有名になった方法だ。

バイノーラル音という左右が微妙に周波数が異なる音を聞いて、その周波数の差の脳波に誘導することであの世にアクセスするという原理である。

この方法は、バイノーラル音を購入すれば独自で訓練することができる。

もちろん、セミナーも定期的に開催されており誰でも参加することができる。

この方法で、実際にあの世や別次元の世界に行けるようになった人の体験談の書籍がいくつもあり、指導書も出版されている。

本ブログのポリシーにより、この方法に関する情報には触れないが、詳細が知りたければ関連書籍やWebサイト、または関連ショップを参照してほしい。簡単にアクセスすることができる。

私は、この方法を約年間程、独学で訓練した。

その実体験の結果を簡単に紹介するので参考にしてほしい。

なお、本記事の目的はあくまで個人の体験談と感想であり、現存する団体や方法について批判するものではないことを最初にお断りしておく。

現状

昔は、バイノーラル音はカセットテープで販売されていたが、今はCDで販売されている。

また、バイノーラル音は単純に音の周波数なので、バイノーラル音を作成するフリーソフトや、音そのものをWebサイトからフリーで入手することもできるようなった。

さらに、バイノーラル音をベースに音楽を重ねたリラクゼーション的なものも数多くの種類が販売されており、今や普通の音楽CD並み(とまでは言いすぎだが)の一ジャンルとなっている。

バイノーラル音には様々な目的ごとのCDがあり、その一部には幽体離脱を目的とするものもある。

その他、過去世を思い出せるものや、あの世の各レベルの世界だけでなく、宇宙人とコンタクトするようなものまで興味深々なCDまであるのだ。

単純に睡眠誘導する健康促進的なものまであるのがおもしろい。

事実

私は、主に初心者が目指すこの世とあの世の中間的な世界に行く訓練を行った。

結論は一度も行けなかった(笑)

ただし、体は寝ているようなのに自分の寝息を聞くことがあったり、腕を動かしているのに実際の腕は動かないという奇妙な経験を何度かしたことがあった。

通勤電車の中では、暇にまかせてバイノーラル音を聞いていたが、頭がボーとしてよく寝ることができた。

2チャンネルなどにも、経験談が多く書き込まれていて、幽体離脱したとかあの世に行ってきたなどという記事が羨ましかったことと、本当なのかと疑っていた当時のことを思い出す。

成功した人の体験談や指導書には、あきらめなければ必ず成功するようなことが書かれているが、5年間訓練して結果が出ないのはあきらめたせいなのだろうか。

また、一人で訓練するよりセミナーに参加した方が効果があるからセミナー参加を進める経験者が多くいるのだが、私は敬遠した。なぜなら、集団催眠術と同じような原理が働くからではないかと警戒したからである。あくまで個人の勝手な邪推として捉えてもらえればよいが、あくまで一人の訓練にこだわった。

よい結果なのかどうか疑問だが、長期間にわたって何度もバイノーラル音を聞いてきたが、特に何の支障もなく無害であったことから危険な要素は少ないと言えるかも知れない。

仮説

おそらくほとんどの人は私と同じようにバイノーラル音を聞く訓練をしても変化はないのではないかと推測する。

もしバイノーラル音を何回か聞いて誰でもあの世に行けるなら、世間で大騒ぎになるだろうし、そもそも体験談や指導書といった書籍が出版されること自体が、稀な人しか体験できない証拠なのではないかと思う。

成功者の体験談を読んでいると、早い段階で何らかの現象が顕著に表れる人が多いようである。

理由は不明だが、バイノーラル音に非常に敏感な人が少なからずいるのではないかと思う。

ただし、バイノーラル音はあくまで脳に作用を与えるものなので、実際に体験したというビジョンの中には人によっては脳が作り出した可能性もあると思う。

バイノーラル音に鈍感な人は、何度CDを聞いてもダメで、ほとんどの人は適合者ではないのではないだろうか。

したがって、数回程度試してみて顕著な効果が無い人は、何度聞いても成功する期待値は低いと思う。

結果的に5年間も無駄な訓練をした私から、これからバイノーラル音で訓練しようとしている人へのアドバイスとは・・・

数回聞いても何も効果がない人は、早々にやめておいた方がよいだろう。その時間を他のことに使った方が有意義である。

なお、私の場合は、眠ってしまう効果は確実にあったので睡眠導入用として利用する価値はあるかも知れない(笑)

コメント

  1. […] 本記事は、バイノーラル音の訓練方法を紹介した「あの世に生きたまま行ける?」の補足である。 […]

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