概要
「ノンデュアリティ」を聞いたことがあるだろうか?
スピリチュアルの世界のでは比較的新しいジャンルかも知れない。
直訳すると、「Non-duality=非二元性」であり、要するに一元論を意味する。
一元論って何?っていう人も多いと思うので、簡単に説明しつつ、その実態はヨーガのパクリではないかというのが本記事の主旨である。
現状
二元論は、わかりやすい。
善/悪、有/無、私/他人といったように、必ず2つの相反することが対になっていることをいう。
この世の基本構造とも言われている。
一元論は、「ワンネス」が近いかも知れない。世界は実はすべて1つの同じものから成り立つという思想だ。
この思想は、ヨーガでは悟りの概念に近い。ヨーガは難しい(「難解なヨーガ」参照)ので、私ごときがヨーガを説明することはできない。
しかし、ヨーガの聖者の言語録に出てくる “身体、心” は自我であり、本当の私ではなく、本当の私とは(宇宙の?)唯一であり、それに気づくというか、実感することが悟りだという趣旨が「ノンデュアリティ」である。
事実
ヨーガの歴史は、仏教やユダヤ教よりも大変古いことは間違いなく、発祥起源がよくわからないほどである。
古ければよいというわけではないが、ヨーガは宗教だけでなく、西洋のオカルトやあらゆる神秘主義の源流にもなっている理由には、何か本質的なものが隠されているからではないかと思う。
本来は、ヨーガそのものの発祥を知りたいところだが、それを説明している唯一の本は、知る限りにおいて「エイリアン インタビュー」のみだ(笑)
だが、この本もSFエンターテインメントのものだから、真実ではないだろうけどね。
ヨーガは悟りを目的とした修行法なので、その内容は言葉だけでも深淵で謎めいた魅力がある。
実際に「ノンデュアリティ」で悟りを得られた人をあまり聞いたことががないのだが、知らぬは私だけなのだろうか?
仮説
自分と世界は別々ではなく、一つ(ワンネス)だ、という「ノンデュアリティ」のアピールポイントは、現代人に新鮮で何か悟れるような錯覚に陥らせる魅力を持っている。
本当に悟りに興味があるならを極めたいのならば、源流のヨーガを学ぶ方が近道だと思う。
変なスピリチュアルのフィルターがかかった「ノンデュアリティ」を学ぶ方が遠回りするような気がする。
ただし、ヨーガは難しいし基本的に瞑想修行法なので危険でもある。
素人が安易に自己流で行うことは絶対に避けよう。
余程信頼できる導師にめぐり合わない限り、ヨーガの世界に入るのは避けた方が無難な人生を歩めると思っている。
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