概要
そもそも「スピリチュアル」という言葉は少なくとも日本語では清廉で清らかな精神性というイメージをもたらす、実によいキーワードだと思う。
だからこそ、現代はスピリチュアルにハマり易い時代とも言える。
しかし、ひと昔まだ「スピリチュアル」という日本語がまだ浸透していない時代には、疑似科学やオカルトの分野として扱われていたものがたくさんあり、それがそのまま「スピリチュアル」の範疇に紛れ込んできたのである。
本記事は、あらためてオカルトの大まかな特徴を概観してみよう。
疑似科学は、本ブログの記事「スピリチュアルにはびこる疑似科学」でも紹介したのでそちらを参照願いたい。
現状
オカルトは、西洋では神智学や神秘学、東洋では密教や仙道などが該当すると思う。
人の超能力開発に重きをおくものである。
特にスピの世界でので要注意なのは超能力開発に関するものだ。
オカルトにおける超能力開発法は、危険なものが多い。
何らかの精神異常をきたす恐れがある。
もっとも、むずかしいものが多く素人が手軽に訓練できるようなものではないのが幸いしている。
そもそも、本ブログでは瞑想でさえ危険な面があるから素人が簡単に手を出すべきではないと警鐘している。超能力開発などはもっと危ない。
ただ、真剣に取り組む人はそのような団体の会員となって訓練を行う人もいるのでその実態はどうなのか私は知るよしもないが。
事実
オカルトにおける実際の被害の状況は、普通は知ることができない。
ご存じのように、マスコミはオカルトに関する報道はご法度のためマスコミから情報が出ることはない。そもそも、報道しても視聴者が理解できないから避けている面もある。
ましてや、当事者団体が内部の不都合な情報を公開するはずもなく隠蔽するだけである。
さらに被害者とて、自分が信じて訓練した結果おかしくなったといったからといって警察に訴えることもできないのは想像に難くない(この手の被害には殺傷や金額的な損害が伴わないため相手にされない)
仮説
幸いなことに、最近のスピリチュアルの傾向としてはあまり超能力開発は流行っていない。
それよりも、美容や健康に関するものが流行っている。
その点オカルト業界?も会員を増やすことが難しくて苦労しているのかも知れない。
とにかく、スピリチュアルというカモフラージュでもって、オカルトの世界も沢山あることを知っておこう。
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