宇宙人に遭遇しない理由

概要

もう古い作品になってしまったが、「マトリックス」という映画は、この世は現実ではなく仮想空間に作られた共通の仮想世界だというものだった。

よく似た発想の小説に、「リング」というものもあった。これもこの世は巨大なコンピューターのようなものが作った仮想世界だというものだ。

実は、映画や小説だけでなく昔から世界は人間の心が作り出した幻想ではないかという思想は昔からあった。

本当に仮想世界かどうかはもちろん証明しようがないが、面白い仮説なので記事にしてみた。

なお、本記事は私個人の都市伝説、戯言だとあらかじめ断っておく(笑)

現状

この世が仮想世界なんて言えば、科学者をはじめ多くの人に笑われるのはまだいい方で全く相手にされていない。

ところが、物理学でも仮想現実に少し近い考えたとして「人間原理」というものがある。

「人間原理」には強いものと弱いものの2種離があって、特に強い人間原理は、そもそも宇宙は観測されてこそ実在するのであり、観測者(人間のような)いない宇宙は存在しない(意味がない)のと同じようなものだというものだ(少々拡大解釈してるが・・・)

つまり、宇宙は観測されてこそ実在するというのだ。

もちろん、宇宙が幻影だとは言っていないが、人間という観測者が宇宙存在の重要なものとして位置付けている点が似ているのである。

素人的には、地球上から生物がいなくなれば、月や太陽が存在してもしていなくてもさほど重要なものではないことは事実だが、存在はすると思うけどねぇ(笑)

事実

現在、これだけ広大な宇宙、多くの星々(恒星系)が存在する中で未だに我々人類のような種族とコンタクトできていない。

もちろん、あまりにも遠い距離や観測技術が未熟なためという理由になっているが、天文学でも真面目になぜ異星人(の文明)に遭遇しないのか?というテーマは真面目に研究されている。

生物が現在のような人類に進化するには永い年月とあまりにも短い文明期間のため、文明が出会う機会がほとんど無いといわれている。

一方、銀河の中の恒星系の数があまりにも膨大なので1つや2つくらい文明を発見されてもよさそうなのだが未だにそのような観測事例がない理由がよくわかっていない。

事実

ヨーガの世界では、結局この世の宇宙は悟っていない状態では存在するが、悟りに至ると存在しなくなると言っている。

本当はどっちやねん!ということになるが、この説は、私たちの多くはこの世が現実にあると思う=夢を見ているのかもしれないということを言っている。実際には存在しないというのが正解らしい。

悟り=目覚めるとは、本当の実体を知るためにこの世が幻影だったと認識するのかも知れない。

所詮、人間は五感をもとに現実を再構築して認識しているわけだから、幻影といってもあながちウソではないような気がする。

仮説

もし、宇宙=この世が幻影ならば、宇宙人が実際に地球にやってこないこともある意味納得がいく。

所詮、夜空の星々は幻影なのだから。

実際に、私たち人間はこの地球という星から宇宙に脱出できるといってもせいぜい、月までが限界だし、将来技術が進化しても宇宙全体のごくごく限られた領域しか移動することができない。

まさに、宇宙が無限とも思えるほど広大に観測されるのも幻影だからこそかも知れない。

こうしてみると、私たちはなぜ幻影を見る存在なのかという根本的疑問が生じるのだ。

やはり、現代にゴーダマ仏陀のような偉大な師がいないことが何とも残念でならない。

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