NASAの隠蔽説について

概要

NASAは、現在世界で最も宇宙に関する最先端情報を保有している組織であることに間違いない。

そして、NASAは無償で月や惑星の衛星写真をネットサイトで公開しているのだが、情報を隠蔽しているという話は山のようにある。

隠蔽する情報があることなど当たり前である。

そのことをことさらに真実を突き止めたかのように話題にするスピの無意味さをご説明する。

現状

NASAは幾つものサイトで米国の探査衛星の写真を多数公開している。

天文学者から見れば、貴重なものばかりだろうが、素人が見る限りにおいて正直驚くようなものは特にないように見える。

そのため、本当は何でもない写真だけを公開していて多くの隠蔽された写真があるはずだというワケである。

もし隠蔽された写真があるとしたら、それがどのようなものかは絶対に知るすべもない。隠蔽されているのだから(笑)

そのことを、空想を交えてああでもない、こうでもないとネタにしたエンターテインメントがスピ界の隠蔽論者なのである。

事実

NASAはアメリカの税金を使って太陽系や宇宙を探索・研究する組織だが、相当なお金を投じて得られた情報を世界中にタダで公開する方がむしろ不自然である。

当然、重要な(特に国益に直結、あるいはリスクを伴うような)情報は隠蔽していると考えるのが妥当だ。

実際にNASAの職員(=科学者)は、高給取りのエグゼクティブでもあるが、機密保持の誓約書ならびに契約により情報を漏洩した場合は罰せられる。そして事実上24時間監視されているのだ。

それほど、厳密に情報漏洩防止されているわけだから、公開されない(隠蔽する)情報がむしろ多いかも知れない。

私たちはNASAが何でもかんでも情報公開するのが当たり前という間違ったイメージを勝手に持ってしまっているが、少し考えれば情報を公開している方がむしろ不思議な位である。

仮説

隠蔽された情報が宇宙人やUFOや基地建物といったものであるかどうかはわからない。が可能性は極めて低いと思う。

むしろ、正体不明の写真がほとんどではないかと推測する。

その中でも、人工的なもの(いわゆる宇宙規模の遺跡など)も含まれているかも知れない。

しかし、それらの説明ができないものは公開できないのが常識である。

もし、正体不明の写真を無修正で公開すれば、スピ系のマニアを喜ばせるだけということがわかっているし、NASAも面倒なことにはしたくないから公開しないのだ。

したがって、スピの天文マニアがあれこれ話題にする内容は、根拠となる情報(ソース)が無いにも関わらず単なる推測や空想でおもしろい話を創造しているだけだ。

それ自体は私たちを楽しませてくれるものなので有難いが、決して真相を暴くようなものではないことを知っておかないと、変な宇宙人のチャネリングにハマってしまうことにもなりかねない(笑)

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