概要
私が唯一信じているゴーダマ仏陀が言う、解脱について私見を述べてみたい。
現状
ゴーダマ仏陀が何を教えていたのかは、現存する仏典類はすべてゴーダマ本人が記述したものではないため本当はゴーダマ仏陀の本意をはかり知ることは不可能だ。
しかし、そうは言っても概ね乱立する仏典類に共通するところをくみとり、推測するしかない。
その中で最も際立つ共通事項とは、人は何度も(無数の)輪廻転生によって生まれたり死んだりを繰り返すものでそれは「苦」そのものであると。
したがって、「苦」から解放されるためには彼岸という境地に達すれば輪廻転生から解放されるということだ。
要するに、この世に生まれてきている私たちは”アウト”なのだ。
「苦」を何度も何度も体験しているというのだ。
将来の楽しみや希望がある若い世代の人はこのことは受け入れられないだろう。
私もそうだった。
若さは身体も健康で元気であり、未体験のことがたくさんあるので色々と試したいことや物欲も旺盛なため人生は楽しいと思う。
人生が「苦」なんて信じられないのだ。
だから、仏教はあまり若い人には人気がない(笑)
事実
還暦を過ぎた私は、一般的な一通りの経験を体験した(詳しくは日記で書くかも知れない(笑))
その上で思うのは、また赤ちゃんに生まれて同じようなことを経験すると思うとぞっとするのだ。
子供は自由がないし、社会に出れば人間関係や不条理でもみくちゃにされるのである。
私は総じて良い家庭に恵まれたが、それでも色々あった。実際の世の中には悲惨な家庭も山ほどある。
正直、人間の人生は全く面倒なのだ。
でも、死後またしばらくたったら生まれたくなるのだろう。(だから今も生まれている(笑))
仮説
輪廻転生からの解脱(解放)は、この世に生まれてこないことがゴールだから、ある意味この世の世界を良きものとはしていない。
ゴーダマ仏陀の教えは人類滅亡を理想としている思いっきりヤバいカルトだったのか?
実は、この素朴な疑問に明確に答えられる坊さんや学者はいない。
もしろん、スピでは言ううまでもない。
そこで、私が分かる範囲で言うと、、、
ゴーダマ仏陀は「苦」からの脱却を求めた。その最終回答が解脱だったというだけだ。
その意味でゴーダマ仏陀は自己の目的を達成したのだ。
だからこの世や世界を否定しているわけではない。また、肯定しているわけでもない。と思う。
この世のことは、別の問題なのだ。
この世の世界が存在するのはまた別の理由があるのだと思う。
それについてはまた別の記事で述べることとする。
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