概要
スピリチュアルの瞑想や引き寄せや幸せになる方法として決まった言葉を唱えるというものがある。宗教では念仏や真言がそれに該当する。
マントラは簡単な言葉や文章を繰り返し唱えることで効果が得られるというのがウリのため、実行が簡単なことが最大のメリットであり、誰でもすぐに実行できるため普及し易い。
マントラの効果はいかほどか?
現状
マントラはスピ界、宗教の世界にはたくさん用いられている。
一言で終わるものから10分位唱えるのに時間がかかるものまで、長さもバラエティーに富んでいる。
しかし、マントラの根本的な疑問については明確ではない。
- なぜ多くのマントラが存在するのか?
- なぜマントラの根拠が不明なのか?
- マントラを唱えた効果はどうやって確認できるのか?
スピでは誰もこの疑問に答えてくれていないと思う。
ただ、「マントラを唱えればご利益があります」と言っているにすぎないのだ。
しかし、人はとりあえず簡単なのでやってみようかな?と思い、やってはみるが結局明確な効果を感じることができずにいつのまにか忘れ去ってしまう人がほとんどではないかな。
事実
マントラには様々なものがあるが、共通した傾向としては、感謝・博愛・希望・平安等の意味を有するものが一般的だ。
そのような内容であれば、気分的にも穏やかになるからだろう。
しかし、中には古代の言葉をそのまま発音するようなマントラもあり、意味不明のものもある。
これは、むしろ神秘的な期待を持たせるマントラかも知れない。
マントラは唱えることによって、ある種の精神集中がなされることは間違いない。
余計な雑念を抑える効果はあるみたいだ。
そして、少なくともマントラの意味に心が洗脳されていくことも事実である。これは諸刃の剣といえるだろう。下手をすると悪い方向に洗脳される可能性もあるからだ。
これは私が実際に体験したことだが、あるマントラを唱えることで心の中に葛藤が生じて気持ち悪くなったことがある(それ以来そのマントラを唱えるのはもちろんやめた)
仮説
ヨーガでも一部マントラを唱えるというものは存在することから、マントラの起源は古代からのものであろう。したがってマントラを唱える何らかの理由はあるのかも知れない。
しかし、スピマスターや宗教によってそれぞれが語るマントラは千差万別であり、それが正しいマントラかどうか客観的に判別しようがない。
実際に、自分が試してみるしかないのがマントラなのだ。
いわゆる、ばくちみたいなものだ。よい結果が出ればいいし、悪い結果が出るかもしれない。
何も変わらないことが多いと思うがそれはそれでがっかりするね(笑)
そもそも、マントラは1回や2回唱えただけではダメで毎日、何回も長期間続けなければならない。
確かにマントラを唱えるのは簡単ではあるが、貴重な時間を膨大に費やするマントラを試してみるというリスクは大きいといえる。
マントラを唱えるより、リラックスできる音楽を聴いた方がよっぽど心が癒されるのではないかと今では思う次第だ。
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