地震予言の無意味さ

概要

まず、最初に本記事の対象は、地震予言であって、地震予知ではないことを断りしておく。

予言関連の過去記事でも地震予言については触れているが、特に本記事では定番ともいえる地震予言にフォーカスしてみた。

現状

過去、自称予言者が大きな地震が来ると予言する事例は数多ある。

予言において、地震の予言は定番なのだ。

おそらく、わかりやすくて最もインパクトがあるネタだからだろう。

そして、だれも地震予言を本気にするものはいなくて、後からたまたま当たるとその予言者を持ち上げることの繰り返しだ。

阪神・淡路大地震や東日本大震災などの大きな地震では多くの人々が亡くなったが、明確な地震予言されもなかった。

実はそれを予言していたというお約束ものもあったが、その地震予言で何か対策がなされたということもなかった。

地震予言の最大の目的・効果は被害者を最小限にすることではないか?

このように役立った地震予言は過去唯の一つたりとも無い!

事実

地震国日本においては、特に地震予言はあまり意味をなさない。

なぜなら、大小の地震が年間毎日のようにどこかで発生しているからである。

もちろん、震度6以上の大きい地震はあまりないが、震度5程度のものなら、日常茶飯事とはいえないまでも決して珍しくない。

逆に言えば、日本の地震予言をすれば当たる確率が高いので、予言者にとってはよい材料となる。

仮説

地震を予言する者が何を根拠に予言するのかは知らない。

おそらく、見えない世界からのメッセージ(チャネリング)や独自の占い結果によるのだろう。

一方、面白い推測としては意図的に起こす地震の情報を前もって知った者が予言するというもの。

しかし、これは都市伝説の世界だから忘れよう(笑)

根拠が何にせよ、地震予言で多くの人が助かったということがないわけだから、地震予言に何の価値があるのか?と疑問に思うことが大事なことだと思う。

予言が当たる当たらないの問題ではないのだ。

単なる売名活動と言われても仕方ないだろう。

少なくとも、行政レベルで疎開させるとか、防災強化をして実際に発生する地震に備えることに役立たない限り、地震予言はまったく謎の行為であり、予言する価値がどこにあるのか問いたい。

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