予言者タイプごとの役割

概要

予言者のタイプによって、予言内容がなぜかある程度住み分けされている。

予言者のタイプとその予言の特徴をまとめてみた。

ある分野の予言が知りたいときの道しるべになるかも・・・

なお、ネットに登場する「未来人(タイムトラベラー)」による予言は対象外とする(「未来人の過去は予言か?」参照)

ここでは、あくまで現代に生きているスピリチュアルの予言者が対象だ。

現状

[自称予言者]

主に霊感(夢、チャネリングなど)によって未来を予言する人が多い。

情報源は明確ではない。

予言は世界動向と災害が主たるテーマである。

災害といっても、人類滅亡レベルではなく比較的限定された場所の災害であることが特徴だ。

災害は、直近に発生する地震の予言が多く、世界動向の予言は、突拍子なものもあるが現状からでも十分予想できるものが多いことも特徴である。

[占い師]

主に今年1年の社会情勢や、有名人の動向について予言することが多い。

情報源は占いと思われるが、個人を占うものでどうやって社会を予想できるのか不思議ではある。

[宇宙人のチャネラー]

主に人類の未来を予言する。時間的スパンも長く何十年から何百年以上先の予言が一般的である。

情報源はもちろん宇宙人である。

宇宙人は未来を見通せて当然という暗黙の了解がある。

予言の内容は、科学技術の発展や世界体制が大きく変貌する的なものが多い。

また、多次元宇宙論的に複数の未来を予言することもある。

[宗教的存在からのチャネリング]

平凡な少年少女や、一般人(女性が多い)が突然啓示を受けて予言する。

キリスト系の天使を名乗る存在からの啓示が一般的である。

人類の終末予言が主なテーマだ。

事実

[自称予言者]

地震の予言が外れてもお咎めなし。的中すれば脚光を浴びる。

ちなみに、日本の地震の予言は的中する確率が高いのである。

なぜならば、日本の地震は予想以上に日常茶飯事、全国いたるところで発生しているためだ。

(気象庁サイト:「地震発生のしくみ」参照)

したがって、地震の予言はやり得とも言える。

一方、世界動向の予言は対象が広範囲であるため、事実上検証が難しいし、実際検証されることはほとんどない。

どうしても、地震のような分かりやすい予言にフォーカスされてしまう。

[占い師]

社会情勢や有名人に関する年度予言を1年後にまじめに検証する人はいない。

提供する側も受入れ側も雑誌に掲載される今週の星占いと同じ暗黙の了解があるのだ。

[宇宙人のチャネラー]

宇宙人に未来についての具体的な質問をすると未来に影響を与えるため教えられないという。

さらに何十年以上もの先の予言は、事実上検証が不可能である。

どちらにせよ、情報源が宇宙人のためか、真剣に信じている人は少ないのではないか。

[宗教的存在からのチャネリング]

人類はまだ終末を迎えていないので予言の真偽は定かではないが、宗教的な要素が強いため世界的に関心は高い。

一部予言が的中したといわれるものもあるが、人類が滅亡するまで検証不可能だ。

それに滅亡後は人類がいないので予言の検証はできない。

 

以上、どのジャンルの予言にせよ共通して言えることは、幸いにも今のところ我々の生活に直接関わりがなかったということである。

彼らの予言により、世界が変わったり、大きな災害が回避できたという事例はまだない。

また、我々の生活が影響されたこともない。

 

逆に、予言されるべき大きな出来事について誰も予言していないという事例も多い。

例えば、天文的な現象であるロシアに落下した隕石の事件など。

さらに、2020年に世界中を襲ったコロナの災いは、どの予言者も予言できていない。

(陰謀説では、過去の警告動画があるが予言ではない)

したがって、少なくとも予言が人類に対して何か恩恵を与えたという実績はまだないのである。

仮説

知りたい予言ごとに、予言者のタイプを選ぶ参考になっただろうか。

今のところ、幸いなことに予言はまだまだエンターテイメントのごとくふるまってくれているのだ。

予言の本当の意義がわかるのは、その恩恵があった後からでも遅くはないだろう。

コメント

  1. […] 的中したものでも、他の予言と同じく十分予測可能なものだったり、地震の的中(地震地帯の地震予言は高確率で的中する(「予言者タイプごとの役割」参照)が含まれる。 […]

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