概要
このテーマは現代では多数の人に該当するのではないか・・・。
その分反発も強いかも知れないが、やはり遠隔ヒーリングは不確かなものとして意見を述べたい。
あくまで賛成派もいれば否定派もいるし、そのどちらが正しいとか間違っているということは言えないはずである。
自由な発言権利として意見するが、誹謗中傷ではないことを念押ししておく。
現状
遠隔ヒーリングとは、遠く離れた(数十mや数百mではない!距離は関係ない。地球の裏側でもよい)人に施術者が治療を施すというものである。
移動も場所も選ばない大変便利なヒーリング方法だ。
この手のヒーリングが今の時代大変多い。盛況といっていいのである。
遠隔だから、地域の制約がないためWebネットサイトで全国的に受付しているものがほとんどである。
日時の予約をして、その時間が来るとTV電話やPCでのテレワークの機能を使って治療をするのである。
実際にWeb上では多くの看板を掲げているし、繁盛しているようなのでリピーター顧客がいるということだろう。
事実
遠隔ヒーリングの認可基準はない。公認の指導者やマニュアルもない。
そんな中で施術者がどうやって遠隔ヒーリングという技を会得するのか?考えてみたことはあるだろうか?
実体は、ネットの情報や我流であみ出したものがほとんどではないだろうか。
仮に師匠がいたとしてもその師匠に師匠はいない。
そもそも国家が遠隔ヒーリングなど認めていないため国家試験もなければ、承認制度もない。
もちろん、消費者を護る保護制度もない。
その点は、占いと同じである。
ただ、どうしても通常の医療では改善しない病状を持つ人達は大勢いるので、遠隔ヒーリングに期待をしてしまう気持ちもわからないではない。
ただし、遠隔ヒーリングは何の根拠もないただのパフォーマンスである可能性も否定できない。
仮説
冷静に考えてもらいたい。
遠隔で治療して効果があるというその仕組みは明確だろうか?
サイトでは、気などというエネルギーを投射するようなことを謳っているが、気とはなにか?エネルギーを遠隔に投射するとはどうゆう仕組みなのか?そもそも可能なのか?
だれもその正体や実体を明確に答えることや知る者はいないのである。
また、遠隔ヒーリングを実施する本人もその仕組みを明確に認識しているのだろうか?
経験則に頼っていないだろうか?
論より証拠、実際に治療して効果があった。だから自分の遠隔ヒーリングは本物だという図式がほとんどではないだろうか。
当然、そこには(場合によっては)高額な治療費を払っていることや超能力的な未知の力への期待によるプラシーボ効果がかなり強く働く可能性は高い。
むしろプラシーボ効果が無いと言う方が不自然だろう。
だが、プラシーボ効果でも効果があればまだマシな方だ。
もし、何らかの理由で悪化するようなことがあれば悲惨の上塗りだ。
制度化されていない無法商売だから被害届も出せない。
それが遠隔ヒーリングなのだ。
施術者の動機はあくまで人を助けたいという善意だろう。
しかし、それだけで未解明の気のエネルギーで商売をするのは止めた方がいいと思う。
また遠隔ヒーリングを盛況にさせたのは、遠隔ヒーリングに期待する多くのクライアントの責任でもある。
遠隔ヒーリングには関わらないことをお勧めする。
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