人類への影響力なきエイリアン

概要

平凡な人にテレパシー又は直接会って人類へのメッセージを送る宇宙人はたくさんいる。

彼らに共通するのは、人類の行く末を案じていることであり、

  • 人類の問題点
  • 人類へのアドバイス
  • 人類の未来予知
  • 人生が幸せになるためには

のようなメッセージが主な内容である。

遠い宇宙からわざわざ来訪してくる、有難い宇宙人ばかりである。私たちは感謝しないといけない。

しかし、彼らの努力空しく人類の不条理は少しも変わらないように見える。

ここでは、宇宙人の地球人に対するアプローチの疑問について探っていく。

現状

宇宙人は平凡な一般人をチャネラーとして選ぶ。

各界の著名人が宇宙人のチャネラーとして登場したというのは聞いたことがない。

(もっとも、著名人が宇宙人とチャネリングしているなんて発表すると地位と名誉を失うだろうから本人が秘密にしているという可能性はあるが・・)

一方、チャネラーとして選ばれた平凡な一般人は、元来テレパシー能力があったとか、霊感が強かったなどの素質を兼ね備えていたという人は多い。

確かに、多くの宇宙人はテレパシーでの通信が最も普通のコミュニケーション方法であると言う。

物質(肉体)でのコンタクトは非常にエネルギーを必要とし、非効率なのだそうだ。

宇宙人は、地球人にアプローチするのは中々大変らしい。

高度なテクノロジーで簡単に誰にでも通信できそうだと思ってしまうが、そうゆう話は宇宙人から聞いたことがないから、よほど難しいのだろう。

事実

宇宙人は、このままでは人類が壊滅的な状況になる可能性を述べることが多く、警告のメッセージは必ずといってある。

真偽のほどは不明だが、1952年に起きた「ワシントンUFO乱舞事件」は、核兵器使用を人類に警告するためという有名な俗説がある。

この事件の前には、ある宇宙人のチャネラーがワシントンに核兵器実験をやめるようにとの書簡を送ったらしいが、無視され核実験を実施されたという。そのためにUFOが乱舞したとも言われている。

この事例に限らず、一般のチャネラーが宇宙人のメッセージを伝えるために政府筋に訴えることはよくあることだ。

しかし、絶対に相手にされないことは200%分かりきっている!!

宇宙人が、そんなことも分からずにチャネラーに忠告を促す理由が理解できない。

そもそも、宇宙人が本当に人類に忠告したいのであれば、然るべき権限を持つ重要人物に行う方がよほど効率がよいのは自明だ。

しかし、メッセージを送る方法が難しい?ため一般の人に重大なメッセージを送るしかない弱気な宇宙人なのである。

 

チャネラーが宇宙人のメッセージを出版することはめずらしくない。町にある普通の本屋でもスピリチュアルコーナーに行けば必ず何冊かはあるほど、ありふれている。

当然ながら、その本の警告に従って、国家や世界が変わったことは一度もない。

この手の本は、エンターテインメントとしてまたは、癒し本として人類に役に立っているのだ。

仮説

一般の平凡な人にメッセージを送る宇宙人は本当に人類の危機を警告したいと思っているのだろうか?

否、そうは思えないのである。

よく言われるように、「惑星文明に干渉してはならない・・・」(STAR TREKの宇宙艦隊規則もそうだ!)を理由にあげるなら、そもそもメッセージを送ること自体が干渉ではないのか?

我々の前に登場する宇宙人は、共通してよい宇宙人である。

おそらく、宇宙人は良い存在であるということを人類に印象付けるプロパガンダを担っているのではないだろうか?

真に人類を救済しようとしている宇宙人または、支配しているかもしれない宇宙人はしっかりと世界組織と秘密裏に繋がっており、影響を与えているのではないか?

という想像(空想)をしてしまうのは私だけだろうか?

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