概要
ピラミッドといえば、エジプトのピラミッドを思い浮かべるが、マヤ文明もピラミッドを多く作っている。
なぜ、古代人はピラミッドを創ったのか?
どのようにして巨石を使って作り上げたのか?
ピラミッドの目的は何か?
などの疑問については、実は考古学でもあまりよく解明されていない。
そこにつけ込んでスピリチュアルでも、色々な珍説が我こそが正しい説というふうに紹介されている。
その自由奔放な楽しい説のいくつかを紹介し、スピも考古学の説も混乱している実態を紹介しよう。
現状
ピラミッドの主な謎(以下)は以下の通り。
- どのようにしてあの巨石からなる巨大なピラミッドを構築したか?
- ピラミッドの目的は?
- なぜ世界中にピラミッドが存在するのか?
そして、ピラミッドに関する都市伝説の数々(以下)
- UFOの離着陸の指標
- 宇宙エネルギーの発電所
- 宇宙エネルギーを集めるレンズ
等々
特にピラミッドの構築方法は、考古学者もスピ関係者も含め多種多様な説が展開されている。
その中でもスピ系の特徴は宇宙人のテクノロジーによる重力制御による巨石を浮かせて構築したというもの。
それに対して、考古学者の説は色々あれど、基本的には人が石を運ぶというのが基本である。
さて、真偽は宇宙人か人の手によるものか???
そしてピラミッドの目的は考古学では、かつては王の墓説が一般的だったが今では公共事業説が主流になっている。
一方、スピではピラミッドが何らかの(宇宙)エネルギーを生成するものだという点が共通している。
内部のある位置にエネルギーが集中するとか、ピラミッドのてっぺんからエネルギーが放出されるなどだ。
ある意味、考古学もスピもピラミッドに関する仮説は、色々な説があるようで実はある共通の基盤に凝り固まったものが多く、実は基本はどれも似たようなものが多い。
考古学はともかく、スピリチュアルでは何でもありなのがお得意なのだからもっと奇抜な色々な発想があってもいいと思うのだが、なぜかお目にかからない。
事実
上記で紹介したピラミッドの謎の共通する基盤は、実は私たちが最も多く刷り込まれているピラミッドイメージなのだ。
だから、スピ系の色々な説も奇抜なように見えて実は一般受けする刷り込まれたイメージに合わせた説になる傾向がある。だから書籍も売れるというわけだ。
逆に突飛な案を提案しても受け入れられないため(本が売れないなど)奇抜な説があまり出てこないのだろう。
仮説
巨石で巨大なピラミッド構造物を古代人が作ったのは動かぬ事実だ。
しかし、現代の専門家がその構築法を解明できないのは、古代にも現代より優れた技術があったのかも知れない。それが何らかの理由で失われていた可能性もある。
必ずしも現代が古代文明よりすべて技術的に優れているとは限らないからである。
もちろん、私もピラミッドの建造方法や目的については全く想像すらできない。
しかし、現代の考古学やスピリチュアで納得いくピラミッド仮説にお目にかかれない理由の一つには、古代文明には失われたすばらしい技術がいくつも眠っているのではないかと思うのである。
しかし、失われた技術は失われているために現代では解明できるはずもなく、永遠に謎は解明されないのかも知れない。
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