概要
なぜ人々はスピリチュアルの世界に惹かれるのか?
その一つに世界や社会への絶望感がある。そしてそれを助長しているのが世界陰謀論だ。
本記事は一見、関連性がない陰謀論とスピの表裏の関係について述べる。
現状
2020年のコロナ禍は世界を暗くし、未来への不安を個人差はあれ、誰しもが抱くようになった。
そして、コロナに限らず、ネットや書籍の巷に蔓延する陰謀論の数々。
陰謀論には、色々あるが基本的にごくわずかの人間が人類を支配し搾取して、富を独占するというのが定番である。
そうゆう陰謀論によって私たちはいつの間にか社会や世界に対してあきらめ感や絶望感を抱くようになる。
自分の人生の幸せを社会で満たされないならば、どこにその矛先を向ければよいのか暗雲たる思いになってくる。
そんな心の隙間に滑り込んでくるのが、スピリチュアルの癒しや冒険の世界なのである。
事実
陰謀論が、人々をスピリチュアルの世界に指向させている側面は多いにある。
社会や世界は腐りきっていると思えば、未知の世界とはいえスピリチュアルは明るい希望に満ちたものに感じるのは当然だ。
つまり、社会や世界が暗くなるほど、スピの世界は人気を集めるのだ。
スピは人の幸せを謳うものだから当然ともいえる。
仮説
陰謀論は、秘密と思わせるような情報を知るという快感を人々に与えるという娯楽性はあるが、陰謀論愛好者になってしまうと知らず知らずのうちに社会と世界を歪んだ形で見るようになる。それも洗脳された誤った見方で。
他の記事でも述べているが、隠匿されている真実の情報は絶対に表には出てこないという大原則を忘れないことだ。
従って、陰謀論が溢れかえる現代は、その内容は本当のことではなく、むしろ沢山の陰謀論が世に出ることで都合のよい何かがあると見るべきだろう。その一つが人々への洗脳とスピリチュアル世界への道標だ。
陰謀論によってスピの世界へ誘われ、その多くの場合が偽物のスピに捕まり、ハマってしまうという悲劇が起きるのである。
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