概要
ふと見たデジタル時計や、車のナンバーなどが、”333”とか”7777”というように同じ数字が並んだものを見かけたとき、何かの暗示かと思っている人は意外と多い。
スピリチュアルの世界では、これをエンジェルナンバーとか言うそうで、番号によってメッセージ(暗示)を送っているのだという。
誰もが日常でよく経験するぞろ目現象について考察してみる。
現状
私自身が、ぞろ目数字の暗示説に長年洗脳されていて中々脱却できないでいる。
なぜなら、過去にやたら、7の数字や7の連番を見かけることがあり、その後うれしい出来事が起きた(ように思う)ことがあったためだ。
さらに、6の連番を見かけるときは、仕事や健康上に色々と支障をきたす(ように思う)ことを経験したためだ。
それ以来、どんな数字でもぞろ目の数字を見かけると何かの暗示かなぁという気持ちが湧き上がって来るのである。
ぞろ目の数字を気にするようになった時期は病的なのかも知れないと悩んだこともあったが、今では少し気にかかるものの、できるだけ無視するように心掛けている。
本当にぞろ目を見ることは何かの暗示なのか?
事実
ぞろ目の数字が人に強い印象を与えることは事実だ。
無意識に、数字はランダムな組み合わせが普通だと思い込んでいるため、同じ数字が揃うと特別な感覚が生じるのは当然だ。
この感覚の理由付けとして何かの暗示だと思わせるのはしごく普通の心理的動きだと言える。
日常生活では、大小区別なく快いこと、不快なことが繰り返しやってくる。
だから、ぞろ目と沢山の日常生活の何かを結びつけることを容易に行ってしまうのだ。
仮説
実際にスピリチュアルが言うようにぞろ目の数字を見かけることは暗示なのか?
否、暗示ではないだろう。
暗示ではないが、特別な印象を持ってしまうのは仕方のないことなので、その気持ちを納得させるためにどうしても何かにこじつけてしまうのだ。
美しいものを見て、心が和み、怖いものを見て心に恐怖がわくように、ぞろ目を見て心が気になるのは普通の心理現象だといえるだろう。
ぞろ目をことさら、守護霊や宇宙からの暗示などと決めつけるのは自由だが、あまり意味はない。
むしろ、悪い数字と思い込んでいるぞろ目を見てしまうと、余計な不安感を生じさせてしまう弊害があるから、暗示ではないと割り切ることが理にかなっている。
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