概要
私たちの日常には、意識はしていないが沢山の迷信があるものだ。
典型な例は、黒ネコが前を横切ったら悪いことが起こる前兆だとか、靴紐が切れたらイヤな感じするよね。
なぜ、私たちの生活の中には迷信がたくさんあるのか?ある種身近なスピだと思う。
現状
誕生日占いの例だ。
誕生日に「9」が付く人は親元から遠くで暮らすというある占い師の話を聞いた。
私の誕生日には「9」が付くのだが、確かに大学から親元を離れ遠くで生活するようになった。
しかし、還暦になって親元に帰ってくることになった。これは当たっているのかはずれているのか?
どの位の期間離れるかという定義がないのでよくわからない。
この迷信は本当なのか・・・?
一方、私の知人に私と同じ日の誕生日の人がいたが、生まれてから84歳の現在までずっと生家で暮らしている。これは明らかにハズレだ。
そもそも、誕生日に「9」が付く日は3×12カ月-1日の35日もある。うるう年は29日があるから36日あるのだ。つまり約10人に1人は「9」が付く誕生日なわけだ。
10%もの確率ならそこそこ当てはまる人もいるし、外れる人はもっといるだろう。
どうして、私たちはこのような根拠のない迷信に囲まれているのか?
事実
私たちは、迷信が大好きなのだ(私も確かに否定できない(笑))
根拠はいらない。数多くの迷信を知ると何か役に立つような気がするし、安心するのだろう。
逆に、縁起がよい/わるいとされる迷信がないと不安になってしまうのだ。
仮説
人類は、自然の驚異に常にさらされてきたため、何かのよすがが必要だった。
それが色々なまじないや迷信を生んできた。
現代人は、自然科学や技術の進歩によって、自然の仕組みを理解しコントロールし予想できる部分を拡大させてきた。
昔は明日の天気が不明で難儀をしたが、現代はほぼ数日後の天気はほぼ100%知ることができる。
昔に比べれば、自然の驚異に対して大分耐性が備わってきたともいえる。
しかし、今でも予想できない災害や不幸は人類や個人レベルを問わず降りかかってくる。
地震、疫病などはその代表例だろう。
つまり、人は昔も今も未知なるものをあまりにも多く恐れを心の奥底に潜めているのだ。
人類は、変わっていない。
他愛もない迷信1つとってみても、人類は何も変わっていないことがわかる。
だから、これからもずっと、スピリチュアルも姿を変えながらも私たちとともに存続していくのだ。
したがって、スピに対する正しい認識も変わらず訴えていく必要がある。
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