思考の限界

概要

スピの得意分野である、精神世界や霊の世界は色々な説が氾濫している。

色々な説が氾濫しているということは、その実体がわかっていない状況証拠の一つだが、そもそも私たち人間が霊の世界(あの世)の仕組みを解明できるのか?

ということについて考えてみたい。

現状

話がいきなり脱線して恐縮だが、物理学には次元の概念がある。

私たちの世界は4次元世界(縦・横・高さ(空間)と時間)という4つの要素で成り立っているという。

これは、この世の人間である私たちはよく理解できる。

しかし、5次元以上になると追加された次元を全く空想することすらできない。

これは、最もわかり易い思考限界ではないかと思う。

つまり4次元の時空間に存在である私たちは5次元以上の世界を数学的には理解できるが、イメージを抱くことは全くできない。

もし、あの世が5次元以上であれば、そもそも4次元の人間が解明できるのか?とう素朴な疑問だ。

事実

数学的には何次元でも計算できるし、理論を展開できる。

そうゆう意味では数学は不思議な存在ではあるが、本記事では触れない。

私たちは、何気に何でも考えたり思考することができると思い込んでいるが、実はものすごく制約されたものかも知れない。

犬の思考は未知だが、少なくとも空間や時間という概念は無いだろう。仮に犬に説明することができても彼らは理解できないと思う。

それと同様に、単なるレベルの違いであって、思考には種ごとに厳格な限界があるのではないか。

もし、あの世(霊の世界)が5次元以上の時空間の世界であるならば、そもそも私たちはそれをイメージすることは不可能なのだ。

仮説

思考は脳の働きだとすると、脳によるあの世の探究とか理論展開はそもそも無駄な努力なのではないだろうか?

だから、人類の歴史(わかっているだけでも5千年位)の中で神話をはじめ、あらゆる勝手気ままなあの世の構造説が氾濫している原因になっていると思う。

人の思考による研究はこの世にことについてのみ有効に働くため、自然科学は発展し実際に人類に多くの恩恵を与えてきたという実績がある。

ところが、あの世や霊などの分野になると、宗教も含めあらゆるスピマスターたちががんばってはいるが(皮肉だよ)全く進歩が見いだせていない。

人間があの世のことを理解するにはどうすればよいのだろうか?

その方法を知るものはゴーダマ仏陀をはじめとするインドの聖者たちなのだろう。

しかし、聖者が説明することを人は思考で理解するしかないため結局、思考の限界に阻まれてしまい真の理解を得ることができないという繰り返しが、人類の宗教的歴史なのかも知れない。

少なくとも、現代のスピマスターが言うあの世や霊の仕組みは人の空想に過ぎない可能性大である。

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