今は過去と未来と同じもの

概要

私は昔から持つ疑問の一つに、今という一瞬はこ宇宙の中で特別なものなのか?そうでないのか?

というものだ。

こいつ、いよいよ頭がおかしいなと思うかも知れないが、このことについて明確に回答を持ったスピに出会ったことがない。

現状

常識的には、過去は既に終わったものであり存在しない。

未来も同様に、まだ起こっていないので存在しない。

しかし、今という瞬間は存在する。

というものだ。

しかし、今という瞬間も厳密には時間の間隔を含む。0.1秒、0.001秒・・・限りなく時間を0に近づけることはできてもある一定の時間間隔があるとすれば、今というのも実は過去と未来の組み合わせということになる。

もし、今の一瞬が0秒であれば時間が存在しないわけであり、すなわち永遠と同じとも言える。

一方、宇宙が生まれてから135億年と言われる長大な時間の中で今という瞬間が特に特別なものとも思えないのである。

なぜなら、相対性理論によれば時間と空間は宇宙の中で常に相対的であって絶対な時間や空間は存在しないからである。

事実

その点、現在の自然科学では時間や空間はイリュージョン(幻影)ではないかという仮説が研究されているがまさしく、幻影なのかも知れない。

所詮、私たちの日常生活や人生で体験する時間と空間なんて宇宙の中でいえば陽炎のようなものと考える方がむしろ自然かも知れない。

なぜなら、何ら決定的な根拠というか、基準となる物差しがないからである。

何となく朝目覚めて活動し、夜になって寝る。

確かに時計は時を刻んでおり、それを頼りに生活しているが、瞬間瞬間に過去、現在、未来が入れ替わっていく事実。

本当に実在しているものがこのように陽炎のように変化していくものなのだろうか?

仮説

映画「マトリックス」の世界観ではないけれど、この世(宇宙も含め)は本当は幻影なのかも知れない。実在などしないのだ。

私たちは夢の中で人生を送り、夢の中で死んでいく。

では、それを体験していると実感しているこの意識は何なのだろうか?

このようなことに明確な答えを出せる宗教、スピリチュアルが現代では存在しないことだけは事実である。

私が、かつてスピに対して期待していた、霊能力や、この世の利益などには今は興味がない。

このような根源的な問いに答えてくれる導師がいればそれで満足なのだ。

何度も言うが、2500年前のゴーダマ仏陀の話を直接聞けた弟子達がうらやましいよ(笑)

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