概要
スピファンの多くは、この世的に認められていないというコンプレックスの傾向が強いと思う。
私がそうだったから言うので、言いすぎかも知れないが私の経験をもとにスピによって自分のコンプレックスをカバーしようとする心理の動きについて述べる。
現状
多くの人の心の奥底で、私は実は偉い人間、優れた人間ではないのか?というある種の自己顕示欲が鬱積していることが多いのではないか。
会社で上司や客先にこっぴどく叱責されたり、家族から馬鹿にされたりすると、自分が情けないと思う反面、それを補う心理として今の自分は仮の姿であって、本来はもっと素晴らしい人間なのだ。例えば過去世において・・・などという補填心理が働く。
だから、インチキオーラ診断で、素晴らしいオーラが視えますと言われればやはりね!と喜んだり、インチキ過去世診断であなたは高貴な僧でしたなどど言われると有頂天になってしまう。
また、潜在意識を活用すればパワーが増大するというようなウソが氾濫するのだ。
あるいは、そうでなくても、性格的にとてもやさしい優れた人だと言われて安堵することもある。
事実
スピリチュアルは、人々が内に持っているコンプレックスや劣等感を癒す言葉やウソを巧みに使ってあなたにアプローチしてくる。
当然、よい気分になるし信じてしまうのだ。
これが、スピにハマる一つの典型的なパターンである。
一端、心を取り込まれてしまうと知らぬ間に洗脳されたり、金品を搾取されても気が付かなくなってしまう。
仮説
スピはウソでも人を一時的に慰めるテクニックに非常に長けている。
したがって、いつの世もいつの時代も姿形を変えてもスピリチュアルという存在は常に私たちの身近に存在するのだ。
そして、最悪なことにその99.9%がウソか、適当なものばかりという事実だから、スピで人が幸せになれるわけがない。むしろ不幸に加速する可能性の方が大きい。
スピは常に魅力的なにおいや姿をして皆さんを誘うのだ。
それを知った上で、なおもスピにお世話になるのか否かは個人の判断による。
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