スピリチュアルの会員が陥りやすい心理

概要

スピリチュアルでは、単に書籍やWebサイトで情報公開しているだけでなく、その信望者が集まって運用されている組織や団体は多く存在する。

そんな団体組織の会員が陥いりやすい典型的なパターンを紹介しよう。

現状

スピリチュアルの組織は新興宗教によく似ている。

なぜなら、何らかの特殊技法のマスターを頂点にそれを目指す信望者の集まりだからだ。

当然のように、あるマスター的な存在を頂点に、その下に講師やトレーナーがいて、最下層が一般の会員で構成されている。

まさに、普通の企業組織(社長ー部長ー課長ー社員)の関係と同じである。

ところが、組織的構造は似ているが、会員の心理はまったく異なる。

陥りやすい心理状態

  • 組織内での出世欲にはあまり関心がない。そのかわり、マスターや講師の関心を求めて競い合う。そのため会員同士の妬みは案外多い。
  • 世間と比べて、自分は何か違うという優越感を持つ。そのため組織意外の人に対する差別意識が生まれやすい。
  • 正しいと信望しているため何でも従ってしまう。疑問をもったり意見をいうという概念が薄い。つまり自分で考えたり判断する気持ちが弱くなっていく。さらに疑問を持つことはいけないことだと思ってしまう(会社組織であれば、個人の意見は尊重されるため活発な討議がなされる)

事実

私がまだ20歳の青年だった頃だが、ある新興宗教の会員だったときは、まさに、上記の陥りやすい心理状態にどっぷりと陥っていた。

人を妬んだり意見が言えなくて抑圧感に苛(さいな)まれたりした。

その中でも一番自分で嫌気がさしたのが他人に対する差別意識である。どうしても自分が人より優れているという歪な優越感だ。

自分だけでなく、会員同士の会話にもそれが出てくるのである。私たち会員は恵まれており、優秀だが他の人達はかわいそうな劣る人達だと。

そのような自分や会員たちがイヤになって会を脱会したが、色々なスピリチュアルにのめり込むたびに懲りずに同じような心理状態に陥る自分があった。

仮説

スピリチュアルに熱心な人達が同じような心理に陥いるとは限らない。

しかし、もし思い当たることがあれば、今一度自分と自分が加入している組織について見直してみることをおすすめする。

見直すことは自由だし、その結果何も問題がなければそれでいいわけだから。

コメント

タイトルとURLをコピーしました