この世の幸せの基盤は経済である

概要

スピリチュアルの世界は精神性を重んじており、愛があれば人生は幸せになるのだという傾向が強いことは暗黙の了解だ。

しかし、それはちがう。

少なくともこの世の幸せは、必要十分な経済基盤がなければ成り立たない。

現実から目をそらし精神のメルヘンの世界に誘うスピの無力さについて述べる。

現状

私の人生で出会った人達のうち、エグゼクティブと言われる富裕層の経済力が非常に高い人のうち、もういやだ、金はいらないから愛がほしいという人に出会ったことはない。

逆に、DVや幼児虐待のように悲惨な家庭環境で苦しむ人達は経済的に困窮している場合がほとんどである。

つまり、エグゼクティブの家庭でDVや幼児虐待はない。

もちろん、貧困者も金持ちも人間関係や健康、不慮の事故など人類普遍の困難に遭遇するのは同じである。しかし、経済力があれば同じ障害に見舞われてもショックは明らかに小さいのだ。

スピの世界にハマる人達は、精神的にゆたかになったり、目に見えない神的・宇宙的力で幸せになることを期待するが経済基盤が貧弱な限り幸せを感じられるようになるのは難しい(もちろん極一部の例外はあるが)

事実

エグゼクティブは極端な例だが、わかり易いために引き合いに出した。

実際、最低必要な経済力のある人や余裕のある人達はほとんどスピの世界には興味を持たない。基本的に人生が充足しているからである。

つまり、スピに興味や期待を持つ人達は、経済的に厳しい人達なのである。

そんな人達から怪しい高価なセミナーや商材等でお金を貢がせるスピが如何に多いことか。

当たり前だが、経済基盤が十分であれば必ず幸せになるとは言っていない。現状でも説明したように、誰にでも起こり得る共通の困難や災難に見舞われるからだ。

だからといって、経済基盤がしっかりしている人達は困難や災難に遭遇してもスピには助けを求めない。この世はお金があれば何かと助けになるし、邪魔にもならない。

仮説

はっきり言えば、スピのお客様(カモ)は世界で最も人口の割合が多い経済的に厳しい人達なのである。

だから、スピに興味を持つあなたは安月給のサラリーマンか厳しい状況の事業者や商売人なのだ。

そして、スピはお金を取ることはあってもお金を得るウソの情報を提供するだけである。

つまり、幸せを目指すのであれば、お金儲けにしのぎを削る方が高確率ということになる。

私は50年もスピを彷徨った。ずっと貧乏だった(笑)

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