概要
スピリチュアルのチャネリングにはその元となる情報提供者(通信してくるもの)は高尚な霊や宇宙人がポピュラーだが、ごく最近亡くなった普通の人の意識をキャッチできるチャネラーもいる。
イタコはその最たるものだ。
ここでは、亡くなった普通の人の意識からのチャネリングについて紹介し、考察してみる。
現状
普通の人からのメッセージの特徴(以下)をまとめてみた。
- 亡くなってからあまり(この世)の時間が経過していない霊?が多い(大昔に亡くなった人のメッセージは高尚な霊として登場するので対象外とする)
- メッセージは、思い残したことや伝えてほしいことをチャネラーに託す内容が多い
- メッセージに、宗教色はなく、日常的な内容のため聞き手としてはわかりやすいものが多い
- メッセージが、具体的な個人情報の場合は、現実と照らし合わて生前の個人を特定しやすい
- メッセージが、抽象的な場合は、生前の個人を特定できないし、ただのお話に終わる
1.は、やはり災害や事故、自殺で突然亡くなった人が多く、死者からチャネラーにメッセージをよこす。そのため、2.3.4.のメッセージにつながっていくのだろう。
イタコの場合は、逆にこの世の人から依頼された人をチャネリングするが、5.のパターンが多い。そのため、本当に生前の本人なのか疑ってしまうことも。。。
次に、チャネラーの特徴(以下)をまとめてみた
- チャネラーは普通の人であり、チャネリング能力で宗教活動をしたり商売をするという人は少ない。むしろ死者に頼まれてメッセージを伝えてあげる親切な人もいる。
- また不自由なチャネリング能力の傾向が強い。例えば意図せず、突然通信されて困ってしまうなどだ
- チャネリング能力を元々持っていたわけではなく、何か大きな頭の怪我や精神的なショックを受けたことがきっかけでチャネラーの能力を得たというパターンが多い
以上のように、スピリチュアルの世界とはいえあまり、思想や教えなどの要素はなく単なる経験談として紹介されることが一般的だ。
事実
普通の人からのメッセージには、絶対に当事者しか知らないことが含まれることがよくある。
つまり、現実と合致する第三者が知りえることのないメッセージがチャネラーに送られるということは、少なくとも何らかの仕組みがあるに違いない。
ただし、それを安易にあの世の本人の霊と断定することはできない。
それは、人の意識の未知の部分や、トリックなどにより実現する可能性もあるからだ。
しかし、もし本当に人間は亡くなった後もこの世の人とコミュニケーションをとれることが可能性ならば、いつかこの世の世界と社会が大きく変わるだろう。
殺人犯はすぐばれてしまうよね(笑)
遺言もいらない(笑)
今は人の特殊能力に頼るしかないが、いずれ仕組みや原理が解明され、将来はこの世とあの世の通信手段のテクノロジーが確立されるだろう。
そういう意味では、死者とのチャネリングは大きな可能性を秘めた現象だ。
仮説
普通に亡くなった人のメッセージは、人を洗脳したり、感化するものではないから単なる体験談として楽しむことで問題ない。
ただし、安易に本人の霊と通信しているのだ、と決めつけない方がよいだろう。
なぜなら、所詮はメッセージを発信しているものの正体を確認しようがないからだ。
チャネリングの共通した課題(以下)がある限り、チャネリングは無法地帯分野であることを認識しておこう。
- 自己紹介している本人かどうか不明
- チャネラーの演技かどうか確認できない
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