本記事は、本ブログのポリシーとは無関係なおすすめ本の紹介である。
紹介が目的なので、書籍名と著者を明記することを最初にお断りしておく。
おすすめの本
宇宙人のメッセージで異色の本を紹介する。
ある意味、本書は、巷の宇宙人チャネリング本の幻想から目覚め、宇宙人チャネリングについて懐疑的になれるきっかけとなった本である。
その本とは、
である。
以下に本書の紹介と感想を述べる。
主な概要
かの有名な、1947年7月8日にニューメキシコ州ロズウェルの近くで墜落した空飛ぶ円盤から助け出された士官(パイロット/エンジニア)とテレパシーで会話した提供者(マチルダ・オードネル・マックエルロイ)が亡くなる直前にその交信記録を編集者(ローレンス・R・スペンサー)に送り公開を依頼したものである。
この宇宙人(以後「パイロット」と表記)は、一言でいうと地球は宇宙における絶海の島流しの牢獄星であり、人類は皆囚人だと言っている。
巷の天使のような宇宙人とは全く異なり、やさしさや救いのかけらもなく、ただ事実?を坦々と述べるのである。
ちなみに、ロズウェルUFO墜落事件としては今まで全く触れられていない異例な情報だけに、妙にリアリティの香りを醸し出している。
まず、パイロットとのコミュニケーション方法が面白い。
パイロットは生きているのだが、発声器官がないため、会話ではなく米軍の看護士だったマチルダとだけテレパシーで通信できることにお互いに気が付く。
それも最初からスムーズに交信できずに、片言からスタートするのである。
(このあたりも、普通に通信できる宇宙人チャネリングとは異なりリアルである)
なぜ、マチルダとだけ交信できたのかは最後にオチがある。
次に、パイロットのメッセージは大きく3つのカテゴリー(以下)に分かれる
- 地球を支配していた文明とその戦いの歴史
- 地球の歴史と宇宙文明との関係
- 宇宙文明の一般知識
特に地球の歴史と宇宙文明での位置づけは衝撃的だ。
- 地球は、太古から存在する宇宙文明で不要になった魂が送られてくる
- 不要になった魂は、犯罪者、文明のレジスタンス
- 科学者、芸術家など(極限まで進化した文明には科学者も芸術家もお払い箱!)
- 流刑者は、元の文明に戻らないように永久に記憶喪失にさせられる
そして、地球が流刑星に選ばれた理由が、
- 銀河系の辺境地にあること
- 地殻変動が著しい星のため、文明が十分に発達前に滅びてしまうこと
- 地球は彼らの文明から見ると大気が濃厚で重力が大きい危険な惑星らしい。そのため流刑星には相応しい
である。
最後に、パイロットが所属する宇宙文明は地球をその所有物とみなしているが、他の星々の管理で忙しく地球にかまっている暇はないそうである。
著作権に触れる危険性があるのでこの辺で終わるが、地球って最低の星だったんだね。
感想
メッセージの内容は巷の宇宙人チャネリングと同様にSFとして見るしかないが、なぜ地球が宇宙の中で孤独なのかという一つの仮説になるような内容であることが興味深い。
巷の博愛、道徳、宗教的な宇宙人チャネリングに飽き飽きした人にとっては、最高のエンターテイメントだと思う。
なお、本書は紹介のリンクの通り、堂々と何年も前から発売されており誰でも読める。
本当の情報ならこの世には出ていないだろう。
それにも関わらず、もしかすると本当かも知れないと本気で思わせてくれるから面白い。是非一読をおすすめする。
コメント
[…] この仮説は、他の記事(地球は悲惨な星だった?)でも紹介した「エイリアンインタビュー」に基づいている。 […]
[…] 本ブログの記事「地球は悲惨な星だった?」で紹介した「エイリアン・インタビュー」では、地球は他の文明で不要になった生命体(アンタッチャブル)の牢獄惑星だと言っている。 […]