概要
自分の過去世に興味を持っている人は案外多い。
動機はほとんど好奇心である。
自分の過去世を知って、どうにかなるわけでもない。
だが、知りたいと思う。
そこで、スピリチュアルの世界に入っていくのである。
個人的意見としては、過去世は誰でもあると思っている。
仏教の輪廻転生の思想がその根拠である。
仏典はゴーダマ仏陀が直接記録したものではないが、輪廻転生という概念が全くの作り話とは思えないからだ。
現状
スピリチュアルでは、自分の過去世を知るための方法は主に3パターン(以下)ある。
- 霊能者・超能力者に教えてもらう
- 訓練(修行)によって自分で知る
- 催眠療法によって過去世を思い出す
1.は、一番手っ取り早くて簡単だ。
でも、霊能者・超能力者が玉石混合で玉に当たる可能性は低そう。
さらに、教えてもらった過去世が正しいかどうか確認できないから、信じて受け入れるか拒否するかのどうちらかになってしまう。実際は多くの人が受け入れる。
それから、不思議なことだが過去世=前回の人生という暗黙があって、1回分の過去世しか教えてもらえないことが多い。
本当に過去世がわかるのであれば、何十回、何百回、何千回以上の過去世を教えてほしいものだ。
2.は、自力で知る方法だから理想的に思える。
私も実際にある訓練方法を長年続けたが過去世を知ることはできなかった。
私の努力不足、素質のなさが原因だろうが、少なくとも誰もがマスターできる容易なものではないという一例でもある。
訓練や修行によって過去世を知ることができる人がネット上や個人的に他人の過去世を見るサービスを実施しているのがその証拠だ。
だれでも簡単に知ることができるならそんなサービスは不要だろう。
3.は、精神医療の一環だが、国内では催眠療法はあまり普及していないため、医学とは無縁のセラピストなる催眠術師に頼るケースもある。
催眠術というのは、心の奥底に入っていくものであり、術者の誘導というか影響も作用するといわれており、逆行催眠で思い出したものが本当に記憶なのかどうかの判断は難しい。
また、心の奥底にアクセスすることがどうゆうことなのか科学的によくわかっていない面があり、危険性も伴う。
事実
結果的に手っ取り早く、かつ安全に過去世を知るためには霊能者・超能力者に教えてもらうしかなさそうだ。
ただし、現代はどんな方法で過去世を知ったところでそれが正しいかどうかは確認できない。
そもそも、過去世を知ることで今の人生にどう影響するというのだろうか。
前世が犯罪者ならがっかりする。
前世が王様ならいい気分になれる。
所詮、我々凡人は一喜一憂するだけという気がしてならない。
過去世は誰にもある。
しかし、過去世を確実に知る方法がない。
輪廻転生は繰り返されているのかも知れないが、その理由や仕組みは謎なのである(諸説紛々はあるが)
仮説
スピリチュアルでは、過去世を知る様々な手段がある。
だが、輪廻転生の理由や仕組みを探求するものではない。
単に過去世を教えてもらったり、知ったとしてもその過去世が正しいかどうかはわからない。
それを踏まえて、どうしても過去世を知りたい人は、チャレンジすればよいだろう。
ただし、1.はお金の無駄遣いにならないように注意しよう。
2.と3.は危険な要素もあるので避けたほうがよいだろう。
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