概要
占い師曰く、占いは統計学的なデータをもとに推測するから信頼できるという。
何千もの占った実績から研究したという占い師もいる。
では、本当に占いが統計学的な確率論がベースになっているのであれば、間違いなく今後はビッグデータとAIによって今の占いは駆逐されるだろうというお話し。
現状
占いの原理は今も昔も変わらない。
まず、ネタ本からスタートする。
何百年も昔からある考え方を元に各占い師がオリジナリティを付加して商売するのである。
そして、所詮実績のデータは個人が占った結果が精々だから数千程度が限度だろう。
それでも、過去の占ったデータを追跡調査分析している占い師はまだ偉いと思う。
おまけに、その数千のデータも各占った結果を正確にリサーチできるわけではないから本当に最後まで確認できるデータ数は数百程度と予想される。
一方、現代はインターネットとクラウドサービスによって何億という利用者のデータをビッグデータとしてAIが分析し、売れ筋や今後のトレンドの予想などを実際に行われている。
Googleが、まさかタダでメールやその他サービスを提供していると思っているならばそれは大きな勘違いだ。あなたのデータはしっかりとあらゆることに利用され、Googleは膨大な利益を上げているのである。
事実
例えば、姓名判断のように画数や文字を数字化して、どのような病気になりやすいか、事故に合いやすいかなどの傾向を導くことなど容易なことだ。
それも数千のデータではなく、数億以上のデータを元にして。
占いが統計学というなら、どちらの結果がより信頼できるかは明白である。
こんな単純な例からでも、人の名前と将来の傾向を関連付けて予想できることが容易にわかるだろう。
実際に現在のビッグデータからは、私たちの想像を超えたあらゆる予測値を導いていると思われる。
仮説
占い師の皆さん、ネタ本をもとにオリジナリティを工夫して商売する方法はもうすぐ通用しなくなるかも知れませんよ(笑)
さっさと転職するか、AIの世界で徹底的に占いを極める道をお勧めする。
そもそも、人生はどのようにして決まっていくのか?まだ人類はこの根源的な問いに何も答えを得られていない。
個人の将来を予測することなど不確定要素が多すぎて不可能なことなのだ。
唯一それができるのは、悟ったゴーダマ仏陀やヨーガの聖者のみだろう。
とはいえ、安易に占いに頼る私たちが最も問題の核心ではあるのだが・・・。
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